- 2024/11/09
この動画は、
岡山県津山市で稼働を開始した新工場
「サーキュラーペット」を中心に、
これまでリサイクルが困難とされていた
「汚れたペットボトル」を
再びペットボトルに戻す
「水平リサイクル」の
最前線を紹介しています。
1. 水平リサイクルの現状と課題
水平リサイクルとは
使用済みペットボトルを
再びペットボトルの原料に
再生する取り組みです。
2つの回収ルート
・家庭からの回収
ラベルが剥がされ、
中が洗われた綺麗な状態で、
水平リサイクルに適しています。
・屋外(自動販売機横など)からの回収
汚れや異物(吸い殻など)が混じっていることが多く、
高い純度が求められるボトル再生には
不向きとされてきました。
現状
飲料業界全体での水平リサイクル率は、
まだ3割程度にとどまっています。
2. 「サーキュラーペット」の画期的な取り組み
汚れたボトルに特化
従来は困難だった、
屋外などで回収された
「綺麗ではないボトル」を専門に
リサイクルする日本初の工場です。
独自の高度な選別技術
自動ラベル剥離
巨大な回転刃でラベルを剥がし、
風圧で選別します。
光学選別
光を使って樹脂の種類を細かく判別し、
わずかに残った異物も
風圧で狙い撃ちして取り除きます。
洗浄と選別の反復
工程を何度も繰り返すことで、
汚れた材料をボトル原料として使える
水準まで引き上げます。
3. ビジネスとしての戦略と立地
戦略的立地
中国自動車道に近い
岡山県津山市に工場を構えることで、
四国、九州、関西、
さらには静岡までの広範囲から
安定的に原料を収集できる
物流ルートを確保しています。
24時間フル稼働
原料の安定調達により、
量産体制を整えて採算性を確保しています。
背景
近年、
リサイクル需要の高まりで
「綺麗なボトル」の価格が高騰しており、
他社と競合しない
「汚れたボトル」を活用することは
大きなビジネスチャンスとなっています。
4. 今後の展望
これまで「手におえない」とされてきた資源を
宝の山に変えるこの取り組みは、
日本の資源循環(サーキュラーエコノミー)
を加速させる鍵として、
飲料メーカーなどからも
大きな期待を寄せられています。
これまで捨てられていた資源を
高度な技術で蘇らせる、
日本のリサイクル革命の
最前線がわかる内容となっています。