雨季の豪雨により
深刻な泥沼化に悩む
ケニアの道路事情に対し、
全く異なるアプローチで支援を行った
「中国」と
「日本」のプロジェクトを比較し、
インフラ支援の
真のあり方について描かれています。
2つの支援の対比
中国の高速道路支援(総事業費 約3億6000万ドル)
内容
最新の重機と
大量の作業員を投入し、
わずか4年で
50kmの立派なアスファルト道路を建設する計画。
結果
圧倒的なスピードで開通したものの、
ずさんな路盤施工と
排水システムの不備が原因で、
開通からわずか1年半で
深刻な陥没やひび割れが多発。
さらにエルニーニョ現象による豪雨で
道路の大部分が崩壊し、
多額の維持管理費の追加請求や
莫大な借金だけが残る結果となりました。
日本の「土嚢」(どのう)技術支援
内容
専門家の西林氏が派遣され、
高価な重機に頼らず
「土嚢」や
定期的な点検・補修を通じて、
現地の人々が
自ら管理できる技術を教えるという
アプローチをとりました。
結果
当初は中国の華やかさと比較され、
「時代遅れ」と
メディアから厳しい批判を浴びました。
しかし、
記録的な豪雨の際、
日本式に排水を考慮して造られた
土嚢の道路はほとんど損傷せず、
現地の技術者(ダニエル氏など)に
技術がしっかりと受け継がれ、
自立的なインフラ管理の礎となりました。
学べる教訓
インフラ支援においては、
「見栄えの良さや規模の大きさ」
(魚を与えること)
だけに惑わされず、
「現地の人々が
自らの手で造り、維持し、
自立していける技術と仕組み」
(魚の釣り方を教えること)
を残すことこそが、
真の意味で
持続可能な国際貢献であると伝えています。