- 2025/01/02
深刻な水不足に悩む
東アフリカ・ケニアの乾燥地帯
(キトゥイ郡)を舞台に、
対照的な支援の形を選んだ
「日本」(JICA)と
「中国」の
ダム建設プロジェクトを比較し、
国際支援の本質について描かれています。
2つの支援の対比
中国の大型ダム支援(総事業費 700億円超)
規模
高さは80.5m、
東京ドーム55個分の水を貯水する
巨大インフラ。
未来都市計画への送水なども見据えた
大規模プロジェクトです。
結果
完成予定の大幅な遅延に加え、
地盤の脆弱さによる崩壊リスク、
水質汚染の懸念、
さらには下請け業者への未払い問題や
不正請求疑惑による
重機の差し押さえなど、
さまざまなトラブルが表面化し
計画が難航しています。
日本の「砂ダム」支援(1基あたり 1000万円)
規模
季節性の川の
川底に設ける高さ
わずか3mの地味な構造物。
現地の人々と共に
手作業で建設するプロセスを通じて、
技術移転を図る手法です。
結果
砂の隙間に
大量の水を蓄え、
灼熱の太陽の下でも蒸発せず、
砂の層で自然浄化されるため、
安全な水が確保できるようになりました。
生活環境が改善されただけでなく、
ダムの管理技術を身につけた
現地の人々が自らの手で
次々と新しい砂ダムを
建設・普及させるという
「真の自立」
を生み出しています。
まとめ
「大きなものを造って与える」
(依存させる)
ことよりも、
「現地の人々が自ら造り、管理し、
発展させていける力(自立)を育むこと」
こそが
持続可能な国際支援のあり方であると伝えています。