- 2025/12/24
この動画では
「鉄くず兄さん」ふじお社長が、
広島県にある
「株式会社こっこー」
黒瀬リサイクルセンターに潜入し、
捨てられたガラス瓶が驚きの技術で
「軽石」(スーパーソル)
へと生まれ変わる
リサイクルの現場をレポートしています。
1. ガラス瓶リサイクルの現状と課題
従来のリサイクル
無色や茶色の瓶は
再び瓶に戻すことができますが、
緑色やワイン瓶などの色付き瓶は、
これまでは埋め立て処分
せざるを得ない状況にありました。
新たな取り組み
国光では、
これらの色付き瓶を含む
あらゆるガラス瓶を再資源化し、
「スーパーソル」
という軽石状の資材に加工するプラントを
13年以上前から運用しています。
2. スーパーソル製造の驚きの工程
① 投入・乾燥
回収された瓶
(ラベルやキャップ付きでも可)を、
製造ラインの排熱(800〜900度)
を利用して完全に乾燥させます。
② カレット化と選別
ガラス同士を押し潰し、
8mm以下の「カレット」状にします。
この段階で
ラベルや金属キャップが取り除かれます。
③ パウダー化
セラミックボールの入ったドラムで
さらに細かく砕き、
200ミクロン以下のパウダー状
(小麦粉のような細かさ)にします。
④ 添加剤の配合・焼成
ガラスの粉に、
発泡させるための「添加剤」を混ぜます。
(ホットケーキのベーキングパウダーのような役割)
これをベルトコンベアに乗せ、
850度の炉で焼くと、
ガラスが膨らんで軽石になります。
⑤ 冷却・破砕
焼き上がったガラスは
冷却ゾーンで温度が下がると、
自然にパキパキと音を立てて割れ、
最終的な粒状の資材になります。
3. スーパーソルの多彩な用途
完成したスーパーソルは、
非常に軽く、
水はけが良いという特徴を持ち、
様々な分野で活用されています。
土木資材
軽量なため、
道路の盛り土材として使われるのが
メインの用途です。
屋上緑化
軽さを活かし、
建物の屋上の庭園などの
土壌材に使われます。
家庭園芸・防犯
ホームセンターでも販売されており、
踏むと音が鳴るため「防犯砂利」として、
また雑草が生えにくくなる
「防草砂利」としても人気です。
グラウンド
下層に敷き詰めることで、
水はけを劇的に改善できます。
まとめ
捨てられるはずだったガラス瓶が、
高度なプロセスを経て
「土に近い素材(軽石)」
へと還元され、
私たちの生活を支える
多機能な資材へと生まれ変わっています。
埋め立て処分を減らし、
資源を循環させる
見事なリサイクル技術の現場でした。