この動画は、
コピーライターの谷本理恵子氏
『プリンセス・マーケティング』著者
をゲストに迎え、
男女による「購買意欲のメカニズム」の違いを
徹底的に言語化した対談動画です。
男性と女性では、
自分が主人公として描く
「ストーリー」や「モチベーション」が
根本的に異なるため、
売る際のアプローチも
変える必要があると解説されています。
1. 主人公としての役割の違い(ストーリー)
男性:ヒーローの物語
下っ端から修行して強くなり、
敵を倒して凱旋し、
世界を救うというプロセス
(努力と成長)を重視します。
女性:プリンセスの物語
「本来は素晴らしいお姫様なのに、
今はなぜか平民として虐げられている」
という感覚を持っています。
努力して成長するのではなく、
「本来の自分(お姫様)に戻る」
というストーリーを好みます。
2. 設定と解決策(魔法かチートか)
男性:チート(近道)
「努力するのが前提」であり、
商品はその階段をショートカットするための
「武器」や「変身ベルト」として捉えます。
女性:魔法
「努力する前提がない」ため、
商品は一瞬で自分を本来の姿に変えてくれる
「魔法」として提示されることを好みます。
即効性がないサプリなども
「じわじわ系の魔法」として、
本来の自分に戻るサポートをすると
伝えると効果的です。
3. モチベーションの違い(評価か満足か)
男性:客観的な評価(モテたい、認められたい)
外からの評価が重要です。
「若手からカッコいいと思われたい」
「部下に認められたい」といった、
客観的な地位や評価のために商品を買います。
女性:主観的な満足(自己満足)
「私って素敵」
と思えるかどうかが重要です。
他人の目よりも、
鏡を見て自分が満足できるか、
自信を持って外に出られるかという
内面的な納得感を求めます。
4. 意思決定のプロセスの違い
男性:比較検討とコスパ
「騙されたくない」
「アホだと思われたくない」
という防衛本能が強く、
スペック表やデータを細かく見比べて、
客観的に「正しい選択」であることを
自分や仲間に証明しようとします。
女性:信頼できる「御用商人」か
商品そのものより、
売っている人を信頼できるか
(お城の出入り商人として認めるか)が重要です。
一度信頼すると門戸が開かれますが、
店員の態度が悪いなど体験が悪いと、
商品は良くても買いません。
5. 「お客様の声」の見せ方の違い
男性:客観的な証拠(量と信憑性)
・統計データ
・権威ある医者の言葉
・大量の手書きハガキなど、
「みんなが良いと言っている」
という証拠が必要です。
これは、失敗した時に
「俺のせいじゃない」
と言い訳できる防衛策でもあります。
女性:疑似体験(未来の自分の姿)
手書きの汚い字は嫌われ、
自分に近い状況の人が
どう変わったかという
「成功した未来の姿」
を自分に重ねて読みます。
最後は
「自分に合うか試さないと分からない」
と考えるため、
お試しセットなどの
ハードルを下げる施策が非常に有効です。