- 2026/02/16
若者と企業のミスマッチは、
単なる「条件の不一致」だけでなく、
「情報の非対称性」
「期待値のズレ」
「キャリア観の変化」
という3つの要素が絡み合っています。
西さんの事例
⇒https://enjoybusiness.xyz/?p=2609
先ほど紹介した
学生起業家・西さんの取り組みや、
近年の労働市場のトレンドを踏まえ、
解決に向けた具体的なアクションを
3つの視点で解説します。
1. 企業側ができること:透明性と「リアル」の提示
企業が「良い部分」だけを見せて採用すると、
入社後のギャップ(リアリティ・ショック)
が原因で早期離職に繋がります。
RJP(リアリスティック・ジョブ・プレビュー)の導入
仕事の厳しさや
地味な部分もあえて隠さず伝える
「現実的な仕事予告」を行います。
長期インターンシップの活用
単なる「職場体験」ではなく、
実際に業務の責任を持たせることで、
スキルとカルチャーの適合性を
事前にお互い確認します。
言語化された社風の発信
「アットホーム」
といった抽象的な言葉ではなく、
「どのような意思決定が行われるか」
「失敗した時にどう扱われるか」
を具体的に発信します。
2. 若者(学生)側ができること:自己理解と「軸」の確立
「有名な企業だから」
「安定していそうだから」
という外部の指標だけで選ぶと、
ミスマッチが起きやすくなります。
「やりたいこと」より「苦にならないこと」を探す
理想の仕事を探すよりも、
自分がストレスを感じにくい作業や環境を
自己分析で見極めることが重要です。
OB・OG訪問による「生の声」の収集
企業の公式サイトではない、
現場で働く人の主観的な意見を複数集め、
多角的に判断します。
早期の社会経験(スモールスタート)
西さんの例のように、
学生のうちにラーメン店の経営や
プロジェクトに携わることで、
働くことの「厳しさ」と「喜び」の基準を
自分の中に作ります。
3. 仕組みによる解決:第三者の介入とフォローアップ
定着支援付きマッチング
単に紹介して終わりではなく、
入社後のフォローアップ
(メンター制度の外部委託など)
をセットにした採用支援を利用します。
エージェントの質の向上
西さんの新事業のように、
「学生の根性を叩き直す」
(=働くマインドセットを作る)
といった教育的側面を持つ仲介者が、
企業と若者の橋渡し役を担います。
キャリア教育の早期化
大学の低学年時から
「企業で働くとはどういうことか」
を学ぶ機会を増やし、
就職活動を「点」ではなく
「線」として捉えられるようにします。
まとめ
ミスマッチ解決の鍵は、
「お互いに等身大を見せ合い、
期待値を調整すること」
に尽きます。
企業は「教育の責任」を、
若者は「自律的なキャリア形成」を意識することが、
双方が納得できる関係を築く第一歩です。