- 2026/04/08
DMM.com創業者の
亀山敬司さんが、
資産が増えるにつれての
「景色の変化」や
「幸福の本質」について、
非常に現実的かつ
深い視点で語った対談の要約です。
「資産10億、1000億の世界はどんな景色か?」
という問いに対し、
亀山さんは
「ある一線を超えると景色は変わらない」
と断言しています。
資産フェーズごとの「喜び」の変化
亀山さんの経験によると、
お金による高揚感には
明確なピークと限界があります。
0円から1億円まで
20代で初めて
500万円の中古ベンツを買った時は、
「あ、買えた!」
という純粋な幸せがあった。
このフェーズでは、
選択肢が増えることの喜びが非常に大きい。
10億円以上
それ以降、
資産が100億、
1000億と増えても、
生活感や幸福度はほとんど変わらない。
「1億を超えたら、
それ以上はもう
(幸福度としては)一緒」
とのこと。
結論
お金は「数字」や「スコア」にはなるが、
100倍の値段のワインを飲んでも、
味が100倍美味しいわけではなく、
せいぜい1.1倍程度。
その差に執着するよりも、
もっと別の満足感が必要になる。
「消費から拒絶される」という孤独
資産を持ちすぎると、
普通の消費活動が虚しくなるという
逆説的な現象が起きます。
愛が伝わりにくくなる
「なけなしのお金でプレゼントを買う」
からこそ愛が伝わるのであって、
何でも買える立場で
高価なものを贈っても
「犠牲」がないため、
本当の愛が伝わりにくくなる。
所有欲の限界
豪華すぎる別荘は不便で寂しいだけ。
亀山さんは
軽井沢の別荘(1.5億円)も
「自分にはこのくらいがちょうどいい」
と判断。
見栄のために
デカい家を持つことは
「虚しさ」に繋がると指摘しています。
お金以外で「評価される」ことの価値
亀山さんは、
お金を持っていることで
尊敬されるよりも、
もっと
「人間としての実力」で
評価されることに
喜びを感じています。
お金=自分の魅力ではない
お金の力で
人を集めてもちやほやされても、
それはお金に対する反応であり、
自分自身が愛されているわけではない。
その事実に気づいた時に
「不幸」が始まる。
人格の切り離し
お金はあくまでビジネスのツール。
私生活では自転車を乗り回し、
1000円のイチゴの味を比べるような
「庶民的な感覚」を
あえて維持することで、
消費の楽しさや
家族との会話を守っています。
経営者がなぜ「数千億」を目指すのか
生活が変わらないのに
なぜ会社を大きくし続けるのか
という問いに対しては、
「登山の楽しさ」
に近いと語っています。
成長の実感
歌が上手くなる、
体力がつくのと同じで、
昨日より今日、
会社が少しずつ良くなっていくこと自体が
「ゲーム」として面白い。
ポートフォリオの一部
人生の中に
仕事(数字を追うゲーム)
家族(プライスレスな愛)
趣味(ゲームや遊び)など、
複数のチャンネルを持つことが、
リスク管理であり
幸福のコツである。
結論:亀山流・最強の生存戦略
亀山さんが説くのは、
「欲望の限界を知る」
ことの重要性です。
欲望には限界がある。
それを超えて快楽を求めると
薬物などの破滅に向かいやすい。
本当の幸せは、
誰かを喜ばせたり、
尊敬されたり、
プライスレスな「愛」を実感することにある。
お金は
「選択の自由」を与えてくれる
素晴らしい道具だが、
それ自体を目的化せず、
自分自身をハッピーにするために
どう使うか(あるいは使わないか)を
冷静に判断することが大切である。
「資産が増えたら
夢のような生活が待っている」
という幻想を打ち砕きつつも、
「自分のルールで
人生をコントロールする自由」
こそが
本当の富であると締めくくっています。