14歳の自分に伝えたい「お金の話」【藤野英人】(要約 byフェルミ)
この動画は、YouTubeチャンネル
「フェルミ漫画大学」による、
投資家・経営者である藤野英人さんの著書
『14歳の自分に伝えたい「お金の話」』の要約解説です。
この動画は、
「お金で苦労しないための考え方」をテーマに、
お金の概念から、使い方、稼ぎ方、
そして人生との関係性について解説しています。
1. お金とは何か:過去と未来をつなぐもの
過去の具現化
私たちがお金を持っているのは、
働いた結果やもらったものなど、
必ず何らかの「つながり」によって生まれたものであり、
持ち主が歩んできた過去を表しています。
未来の創造:
お金を使うという「選択」が、
私たちの未来を形作ります。
お金を使って何をするかという選択の連続が、
人生の環境や習慣を作っていくのです。
2. 日本人の貯金へのこだわりと経済
過度な貯金志向:
日本人は「貯金が清く正しい」
という教育を受けているため、
お金を溜め込みすぎ、
個人金融資産の約半数
(約1900兆円のうち、
預金が1600兆円
タンス預金が101兆円)
が使われていない状態です。
世界との比較:
アメリカなど欧米諸国では、
個人資産に占める預金の割合が非常に低く、
(アメリカは13.7%、日本は54.2%)
消費や株式などの投資にお金を回すことで
経済を活性化させています。
意識改革の必要性:
貯金ばかりで消費が減ると経済は回らなくなるため、
日本人は貯金だけでなく、
投資や消費についても学ぶべきだと述べています。
3. お金の使い方と人生
選択の連続:
今あなたの身の回りにあるものや環境は、
すべて過去のあなたが
何にお金を使ってきたかという選択の連続の結果です。
人生を良くする使い方:
人生を良い方向に変えるためには、
自分にとって本当に大切なことを見極め、
そこに投資することが重要です。
例:
英会話、読書、ジム通いなど、
自分の心と体を磨くためにお金と時間を使えば、
人生はどんどん良い方向に変わっていきます。
意識すべき点:
人との繋がりを作ったり、
人生を良くするための使い方を意識することが大切です。
4. 仕事と稼ぐ力
① 仕事は「好き嫌い」で選んで良い
我慢する日本人:
日本人は仕事選びで
「安定性」や「有名企業かどうか」を重視し、
好き嫌いを無視する傾向があるため、
半分以上の人が自分の会社を好きではないと答えています。
自由な選択:
本来、どの会社に入り、いつ辞め、
どこに転職するかは個人の自由です。
結果的に稼げる:
稼ぐことも大事ですが、
何よりも好きな仕事をしていた方が楽しく、
集中力や熱意が持続するため、
結果的に収入も上がりやすいです。
② 仕事への「強い動機」が人を集め、稼ぐ力になる
お金が集まる仕組み:
お金は「たくさんの人に喜んでもらえる価値」
を生み出すところに集まってきます。
強い動機の力:
建築家の隈研吾さんのように、
仕事への「強い動機」が周囲に伝わると、
それに共感する人が集まり、
さらに素晴らしい仕事が生まれます 。
事例:
隈研吾さんの「自然との調和」
という動機に共鳴した木材オーナーが、
数千本の貴重な木材を
全て無償で提供することを申し出ました。
③ 「人とは違う見方」が稼ぐ力になる
価値を生む視点:
稼ぐ力、つまり価値を生むアイデアは、
自分自身の「視点次第」で増やすことができます。
事例:
デザイナーの佐藤直紀さんは、
ガンダムの展示会グッズを企画する際、
ガンダムの「形」ではなく
「色」の流れで表現できると考え、
ガンダム風の配色を施したテディベアを提案し、
完売させました。
これは、普通の人が見ない視点から
価値を生み出した例です。
5. 失敗してもやり直せる:人生を守るもの
救済制度:
日本には、借金が返せなくなっても
「自己破産」などの救済制度が整っており、
いつでも再挑戦できる環境が保障されています。
本当に人生を守るもの:
人生を守ってくれるのは、
預金などの「資産」だけではありません。
本当に大切なのは、
「知恵」「仲間」「勇気」であり、
何度でも再挑戦できる力を鍛えておくことです。
成功者の自信:
成功者は、たとえ破産しても
次の日からまた稼ぐ自信がある、
つまり一度身につけた力があれば、
資産がゼロになってもやり直せると知っています。
6. 人生はいくらでも面白くできる
人生の主人公は自分:
人生の行き先を決められるのは自分しかいません。
自分の心が進む方向へ進んでいくべきです。
選択の自由:
お金の稼ぎ方も使い方も、本当は自由です。
楽しむのが先:
「お金があるから人生を楽しめる」のではなく、
「人生を楽しむ」のが先です。
存分に人生を楽しんでいれば、
お金は後から自然とついてくるものなのです。