デキる人は100%この話し方なんですよね byサラタメ
この動画は
伊藤羊一さんの『1分で話せ』&『1分で話せ2』をもとに、
「人を動かすプレゼン」の超実践的な話し方を
サラタメが約53分で解説している内容です。
結論は「強い3段ピラミッド+準備と質問対応」ができれば、
できる人の話し方になるというものです。
プレゼンの大原則2つ
1つ目
「相手はマジメな顔をしていても、ほとんど聞いていない」
と理解したうえで、
聞かせる工夫を前提に設計することです。
2つ目
「かっこよく話すことではなく、
相手を具体的な行動に動かしてナンボ」
というゴール設定で話を組み立てることです。
3段ピラミッドの型
話の構造は
「結論→根拠(理由)→事実(エピソード)」
の3段ピラミッドを作り、
その順番で話すのが基本です。
根拠はロジカルな理解を支え、
事実・エピソードは感情やイメージを動かす役割を持ち、
両方を満たすと人が動きやすくなります。
準備編のポイント
根拠は「漏れなくダブりなく(MECE*)」になるように整理し、
不足や偏りがないかをチェックします。
また、「ちゃぶ台返しは事前に食らっておけ」という形で、
影響力のある反対者には本番前に
ネタ見せ・根回しして
修正と味方化をしておくことが推奨されます。
本番・質問対応のコツ
本番では、3段ピラミッドから離れず、
常にトップの結論に立ち返って話を展開することが重要です。
質問対応では、あらかじめ想定反論を潰しておくことと、
自分の「正しさ」ではなく
「どの立場・ポジションから話すか」を明確にして
一貫した回答をすることが強調されています。
*MECEとは
ビジネスでよく使われる
「漏れなく・ダブりなく」
物事を整理するための考え方です。
情報や原因・選択肢などを、
重なりなく全体をきちんと網羅するように分ける状態を指します。
MECEの正式な意味
英語では「Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive」の略です。
日本語にすると
「相互に重複せず(Mutually Exclusive)、
全体として漏れがない(Collectively Exhaustive)」
状態という意味になります。
どんな場面で使うか
問題の原因を分解するときに
(例:売上低下の原因を「客数」「客単価」に分けるなど)
抜けや重複がないかをチェックするために使います。
プレゼンや資料構成でも、
「背景・提案内容・実行計画」のように
要素をMECEに整理すると
相手が理解しやすくなり、説得力が増します。
イメージしやすい例
年齢を「10代・20代・30代・40代以上」のように区切ると、
どの人もどこか1つにだけ入って、
誰も漏れない=MECEな分類になります。
一方「若者・社会人・男性」のような分け方だと、
条件が重なったり漏れたりするので
MECEではありません。